僕には世間は眩しすぎる

明るい街は僕には眩しすぎる

 

笑顔の溢れる街は僕には眩しすぎる

 

ポジティブな言葉が飛び交う街は僕には眩しすぎる

 

黄昏時の誰もいなくなった校舎がお似合いさ

 

薄暗い自分の部屋のベッドの上の方がもっとお似合いさ

 

明るい街はとても眩しい

 

眼が開けられないくらいに

 

明るい街はとても五月蝿い

 

耳がおかしくなりそうなくらいに

 

キラキラした流行りの衣装に身を包んでる人達を眺めてると

 

街中に溢れるラブソングやポジティブな言葉を並べ立てたヒットソングが聴こえてくると

 

自分の目も耳も塞いでしまいたくなるの

 

明るい街は僕には眩しすぎる

 

笑顔の溢れる街は僕には眩しすぎる

 

ポジティブな言葉が飛び交う街は僕には眩しすぎる

 

味方のいない街で僕の居場所は黄昏時の校舎だけ

 

味方のいない街で僕の居場所は真っ暗な自分の部屋のベッドの上だけ、、、

死にたがり

緩い毒を飲み続けるように

 

タバコを燻らす

 

西洋医学の薬も飲み続ける

 

死ぬ勇気もない奴なんてそんなもんさ

 

緩い毒を飲みながら

 

今か今かと自然に死ぬのを待つ日々

 

アクセルベタ踏みでガードレールに突っ込んでやろうか

 

なんて考える時もたまにあるけど

 

ギリギリでブレーキを踏み付ける

 

死にたがりの癖に急に怖くなって

 

自分の馬鹿さ加減にあきれて

 

逆に笑いがこみ上げる

 

結局、俺には緩い毒を飲み続ける事しかできない

根性無しさ

緩やかな死を

緩やかな死を望む

 

くだらない毎日に死にたいと思う

 

だけど手首を切るほどのことでもない

 

少し多めに睡眠薬でも飲んで一日中寝ててやろうかと思う程度

 

何処かへ行きたくないわけじゃないんだ

 

ただ、身体が上手く動かないだけ

 

何かを求める気持ちはあるんだ

 

ただ、気持ちがついていかないだけ

 

ただただ、どーしようもなく自分が重い

 

自分が自分じゃないみたい

 

「ただ生きてるだけでいい」なんて無責任なこと言わないでよ

 

生きてるだけで誰かに責められる

 

緩やかな死を望む

 

今日もちょいと多めに睡眠薬を飲んで

 

無理矢理眠る

 

緩やかな死を夢見て

小さな胸に抱かれ今日も夢の中

あの子の小さな胸に抱かれ今日も眠る

己の不甲斐なさと女々しさで苦しむ僕は

あの子の小さな胸に抱かれ今日も眠る

誰にも言えぬ苦しみを今日も抱え

あの子の小さな胸に抱かれ今日も眠る

みんなみんな生きるのが苦しいんだと

僕だけが苦しいんじゃないんだ

愚痴っちゃいけない

弱音を吐いちゃいけないと

ガス欠間近のアメ車に乗ってる気分で

今日も1日を生きていく

給油所の気配もない一本道の荒野を

後戻り出来ない妙な高揚感とともに

アクセルを目一杯踏み込む

そうさ

そうさ

自分を肯定しろ

俺は世界一だ

世界が俺を待っている

世界が俺を望んでいる

今か今かと待ち望んでる

あの金髪美女も

あそこの黒髪のねぇーちゃんも

あっちの赤毛の娘も

みんなオマエの登場を待ってる

男も女も年寄りも子供もみんなオマエのテクニックで別次元にイかせてしまへ

ただの詩ががセックス以上に興奮を生むんだ

ただの詩がドラッグ以上に快感を生むんだ

ただの詩がただの詩じゃなくなる瞬間さ

怠惰な日常は終わりを告げる

今こそ己を信じよ!

根性無し

自殺を選ぶほど根性ねぇーし

現実を生きてくほどの腹もくくれない

弱すぎるよ

ただ緩やかに生きてたいだけなのに

家族が

彼女が

世間が

社会が

世界が

僕を責めるんだ

被害者ぶりたくないから黙ってるだけ
にこやかに黙ってるだけ

みんなも生きるの辛いのが分かるから黙ってるだけ

にこやかに黙ってるだけ

ホントはとても苦しいの

泣きたいの

叫びたいの

僕の叫ぶ場所はどこ?

境界線をふわふわ歩く

僕はなぜ生きているのだろうか?

ここはどこ?

僕は誰?

これは現実?

これは夢の中?

それともゲームの中か?

現実と非現実の境界が曖昧になっていく

生きてる実感はある

苦しいから

ただ現実が僕を受け入れない

いや、僕が現実を受け入れないだけか、、、

どっちなんだろ

殺し合いも奪い合いもない平和な日本(セカイ)で

ここが殺し合いも奪い合いもあるようなアクションゲームの世界のように感じる

目を閉じればゲームはリセットされ

現実の僕が目を覚ますかもしれないと

絶望の底のような期待を抱いて

今日も眠りにつく

ここは現実か?

ここは作り物の世界か?

曖昧なまま今日も平和なセカイでフワフワ生きている